ハンバーガーメニューを開くボタン
ハンバーガーメニューを閉じるボタン
お問い合わせ

ブログ

色について

色を学んで得られること

前回は「『色を学ぶ』ってなんなんやろ?」という内容でした。
「色を学ぶ」というのは、色の特徴や組み合わせのパターン&ルールを知ること。
そうすることで、色を使いこなすセンスを身につけることができ、自分の色選びに自信や信頼が生まれる……ということをお話ししました。

「色を学ぶ」ってどういうこと?
「色を学ぶ」ってどういうこと?
「色を学ぶ」ってどういうことでしょう? 色にはさまざまな特徴や組み合わせのパターンがあります。そういったことを学ぶことで、センスを身につけた……

「とはいっても、色が重要な趣味もないし、色にかかわる仕事もしてないし……勉強してなんか良いことあるのかな?」と思われるかもしれませんが、実は色の知識を活かせる場面はいろいろなところにあります。
今回は、「色を学ぶとどんな良いことがあるのかな?」ということを場面別に紹介していきます。

いろんな場面で、いろんな良いこと

日々の生活のなかで

色にかかわることとして一番わかりやすいのは、ファッションやインテリアなどのコーディネートではないでしょうか。
色を組み合わせるルールやパターンがわかれば、「いま持ってるシャツに合わせたいから、ズボンはこの色にしよう」「リラックスできる空間にしたいから、ソファはこの色にしよう」と、自信を持って色を選ぶことができます。

また、組み合わせのパターンにはいろんなものがあるので、「こういうのは考えたことなかったな」と感じられるものもあるかもしれません。
「薄い緑と濃い紫って結構いけるんだ……パステルグリーンのコートがあるし、紫系のブラウスを試してみようかな」というように、知識があれば初めての色にも挑戦しやすくなります。

ほかにも、色の知識を活かせる場面はたくさんあります。
「この料理をおいしく見せるなら、お皿はこの色かな?」とか、「寒くなってきたし、シーツの色を変えて見ためをあったかくしよう」とか。
日々のちょっとしたところで、色が暮らしを豊かにしてくれますよ。

仕事のなかで

仕事で色の知識が必要なのは、デザイナーやクリエイターだけではありません。
例えば、企画書やプレゼンテーション用のスライドを作るときにも色を使いますよね。

色にはさまざまな特徴がありますが、そのなかには見えやすさや情報の伝わりやすさにつながるものもあります。
これらはユニバーサルデザインと切っても切れない関係にあり、色の選択が少しずれているだけで見にくくなったり伝わりにくくなったりもします。
「企画書、いっつもわかりにくいって言われるんだよな……」「うちのチラシ、微妙に目立ってない気がするなぁ」というお悩みがあるみなさま、もしかしたら色の工夫で解決できるかもしれません。

また、色には特定のイメージを連想させる特徴もあります。
お店や企業のイメージ、ビジネスでは大事な要素ですよね。
「やる気のあるイメージを出したい」「誠実なイメージを伝えたい」などなど、そういった場合にも色は手助けをしてくれますよ。

創作活動や同人活動の中で

「色がなんかしっくりこない」「配色はいっつも自信ない」……なんてお悩みはありませんか?
絵やイラストでも、ハンドメイドの小物でも、作り手にとって色は重要ですよね!
だからこそ、感覚的にだけでなく理論的にも色のことを知っておいてほしいなと、同じ作り手として感じています。
だって、もったいないんだもの!

「肌の影に紫をうすーく乗算で……は意外といける」と、色のチョイスを変えてみたり。
「ミステリアスがポイントだから、このあたりの色で雰囲気を出そう」と、イメージを色で表現してみたり。
色の知識は、味や深みを出す心強い助っ人になってくれます。

また、イベントや即売会でも色の力は大活躍します。
商品だけでなく、POPやのぼりなどの色使いを工夫することで、思わず目に留まるようなブースづくりができますよ。
色の知識は幅広く使えるので、ぜひ学んでいただけたら嬉しいです。

ゲームをプレイするなかで

……え、ゲームするのに色は関係ない?
いやいや、そんなことないですよ。

最近のゲームは、プレイヤーの分身になるキャラクターや、マイルームといった箱庭を、自分好みにカスタマイズできることも多いですよね。
自由度が高いものも多くて、ハマりこむ人はとことんハマりこむ一方で、慣れない人や苦手な人にとっては思うようにならずに戸惑うポイントでもあります。

「キャラメイクとかカラー設定とか上手にできないから、いつも初期設定かプリセットを選んでる」という方、ぜひ色を学んでみてください。
自然な髪やメイクを作るとき、衣装や家具を組み合わせるとき、色の知識がとっても役立ちます。
なにより、キャラクターやマイルームを自分好みに作り込めると、より愛着が湧いてゲームがもっと楽しくなりますよ!
「あのキャラ素敵!」「あの人のマイルームめっちゃおしゃれ!」とほかのプレイヤーを釘付けに! ……なんてこともあるかもしれません。

いつもすぐそばにあるからこそ

いかがでしょうか?
「色の学びって、いろんなところで活かせるんだなぁ」と感じていただけましたか?

色は、私たちのすぐそばにあります。
生活のなかにも、仕事のなかにも、趣味のなかにも。
だからこそ、日々のなかに色の力を取り入れて、毎日に彩りを添えてみてください!